検索エンジン経由アクセスの重要性

検索エンジン経由のアクセスが多いかどうかによって、アフィリエイトの成果に大きな違いが出てきます。

これは主に、クリックタイプのアフィリエイトではなく、成果報酬型のアフィリエイトで顕著にあらわれてきますが、商品名やサービス名など購入率の高いキーワードによる流入アクセスが多い場合、成約率に大きな影響が出てくることになります。

企業がアドワーズなどのリスティング広告を出稿し、お金を払ってでも検索エンジン経由のアクセスを求めるのは、検索エンジン経由のアクセスは非常に成約率が高い傾向にあるからです。

例えば、当ブログでヤフーやグーグルから「ブログアフィリエイト 比較」という検索キーワードで飛んできた場合、その人はアフィリエイトに関心のある訪問者であることに間違いはありません。また、ホームページでもメルマガでもなく、すでにブログを作成済みで、ブログでのアフィリエイトの情報を探している人の可能性が非常に高くなります。

この検索キーワードに合致したコンテンツをサイトで提供している場合、訪問者の関心度は強く、ページビューも多くなる傾向があります。また、そのキーワードに関連するアフィリエイトをご紹介することで成約も高くなる傾向にあります。

一方、ブログランキング経由や相互リンク先からのアクセスの場合ですと、特にアフィリエイトには興味がないけれども、暇つぶしでなんとなく訪問してみたというケースも多いものです。検索エンジン経由のアクセスの場合、自発的な検索行為というアクションを起こした上での訪問であるのに対し、相互リンクの場合は検索するという自発的な行為を経由していないため、関心度が薄くなってしまう傾向があります。

そのようなアクセスの場合、ページビューや離脱率が高くなり、アフィリエイト商品をご紹介してもなかなか成約しない傾向にあります。

どのくらいの違いがあるのかといいますと、仮に関連性のないアクセスを月に10万PV集め、そこにクリックタイプの広告を掲載したとしても、たいていはページビュー単価で0.1円とか、0.01円とかにしかなりませんので、せいぜい数万円ぐらいの報酬にしかならないケースが多いです。

けれども、購入率の高い検索キーワードでのアクセスの場合、100人の訪問者でも15%の成約率になるケースは普通にあります。仮に、そのサイトで件1万円の案件をご紹介していた場合、1日で15万円、月3000人の訪問者でも450万円になる計算になります。

10万人のアクセスを集めて月数万円と3000人のアクセスを集めて月450万円では、その効率の差は数千倍から1万倍は違ってきてしまうわけです。この例では、わかりやすいようにある程度はデフォルメしておりますが、アフィリエイトの実態とそれほど大きく違っているわけでもありません。

そのような理由で、ブログアフィリエイトの上級者になればなるほど、アクセス数とブログ収入はほとんど関係ないと考え、アクセス数の質に注目する人が多い傾向にあります。

ネット上では、アフィリエイトで生計を立てるには、最低限、月に10万人とか、20万人のアクセス数が必要などといった情報も多く見受けられますが、そのような必要はまったくありません。このアクセス数を多く集めれば集めるほど稼げるという考えは、ブログ初心者が陥りやすい大きな誤解のひとつです。

訪問者が必要としている情報を精査し、それに見合ったコンテンツを作成して商品をアフィリエイトしていけば、1日500人程度のアクセス数でも、生計を立てるどころか、高額所得者並みの収入を得ることは実際に可能なのです。

そういった意味で、アフィリエイトで収益を増加させるには、購入意欲の高いキーワードで検索エンジン経由のアクセスを増やすことが重要なわけですが、効率がよいだけに、検索結果で他サイトと競合する傾向があり、上位に表示されるにはなかなか困難な傾向にあります。

ただ、むやみやたらにアクセス数のみを追求するよりも、困難ではあるもののSEO上位表示を目標にサイトを構築していった方が、結果的には収益が多くなるものと思います。