正確な数値は不明ですが、ニールセンによると、2013年の1年間でデスクトップPCからのアクセスが350万人(6%)減少したのに対し、スマホからのアクセスが1100万人(38%)増えた結果になっているようです。
差し引きで750万人ほどネットユーザーが増えた結果になっているようですが、これによってサイトの広告収入にどのような影響が出てくるのかは予想がつきません。
全体としてネットユーザーが増えた点はよいのですが、増えた中身でいえば、収益率の高いPCユーザーが減少しているのに対し、収益率の悪いスマホユーザーがその減少を上回るペースで増加している状況になっているようです。
自サイト内でいえば、レスポンシブウェブデザインにてスマホに最適化してはおりますが、スマホからのアクセスはクリック率などが低く、サイト収益の効率からいうとスマホサイトはデスクトップPCの半分以下の状況になっております。
ただ、収益効率でいえば半分以下ではあるものの、その3倍のアクセス増があるわけですので、全体としてみれば、ちょっとプラスぐらいにはなっているのかもしれないです。
例えば、PCからの1アクセス単価を1円、スマホの単価を0.5円と仮定すれば、PCは350万人減ったのでマイナス350円に対し、スマホからのアクセスが1100万人増えたので550円増えたことになりますので、差し引きでプラス200円ぐらいといった微増にはなると思います。
計算上は微増ということになると予測しておりますので、スマホが普及したとしても、サイト収益にはたいした影響はないものと思われます。
ポイントは、パソコンを持っていない人がスマホを買うことにより、新たなネットユーザーがどこまで生み出せるかにかかっていると思いますが、同時に、パソコンユーザーの減少もどこまで止まるかにかかってくると思います。
会社の寮などで生活している場合、なかなかネット回線は引きにくいものですが、そういう人たちでもスマホを利用することで、ネットへの新規参入者が増えてくるとサイト収益にとってはプラスの影響が出てくるものと予測しております。