10年ほど前、たまごっちが再ブームとなった際にはアドセンスで稼いだ方も多かったようですが、今回はポケモンGOが世界的なブームとなっています。社会現象ともなっている今、ポケモンGO関係の検索数が急上昇しているものと思われますが、アフィリエイトで稼ぐ余地は残されているのでしょうか?
■トレンドアフィリエイトによる方法
ポケモンGOのアフィリエイトで稼ぐ方法としては、いわゆる旬なトピックでサイトを構築して膨大なアクセス数を稼ぐトレンドアフィリエイトの手法になるかと思われます。
例えば、ゲーム攻略系のサイトを構築してコンテンツを公開し、膨大なアクセス数を稼いだ上でクリックタイプの広告を掲載するといった方法になります。より直接的に、ポケモンGOアプリのダウンロードで報酬を得る成果報酬タイプの広告もあるのかもしれませんが、あるのかないのかは不明です。
テレビなどではCMをみかけませんので、任天堂はあまり広告費をかけてはいないのかもしれないです。仮にあったとしましても、既に登録済みのユーザーによるアクセス数がほとんどかと思いますので、あまり新規ユーザー獲得による件数は見込めないかもしれません。
また、クリック報酬タイプの広告についてですが、10年前のたまごっちブームの時とは違い、現在ではアドセンスでスマートプライジングが導入されています。膨大なアクセス数やクリック数があったとしても、成果があまり見込めない場合のクリック単価は低めになりますので、効率がよい方法とはいえないかもしれません。
■アカウント売買によるネットオークション
こちらの詳細は不明ですが、オークションで稼ぐという方法もあるようです。ヤフオクでポケモンGOと検索するとずらっと出てきますが、レアなポケモンを持っているアカウントの売買やレベルアップ代行などで出品されているケースが多数見受けられます。
ただ、このアカウント売買は禁止されているようですので避けた方がよいでしょう。
■任天堂の株価の動向
より直接的に稼ぐには、ネット証券による株式投資があげられると思います。ゲーム銘柄ではパズドラのガンホーやモンストのミクシー、ラブライブのKLabがスマホゲームのヒットにより株価が上昇しましたが、任天堂もポケモンGOで株価が15,000円から30,000円へと倍になっております。
ゲーム銘柄の動向に注意深く注視していた方は、今回の暴騰で資産を倍にできたケースも多いかもしれません。
ただ、任天堂は最低購入単元の100株でも約150万円は必要でしたし、暴騰した今となっては最低でも200~300万円は必要ですので、個人投資家には手が出しずらい銘柄といえます。加えて、東証一部の既に成熟した会社であり、ゲームの制作自体は米国企業が作っていますので、新興のガンホーのような10倍、100倍を期待できるテンバガーの銘柄でもなく、今から参加するにはリスクが高いといえるでしょう。
ポケモンGOの流行がまだ入口段階なのか、それとも一時的なブームですぐに終息してしまうのかは不明ですが、今から参加してもそれほどうまみはないかと思います。
■ポケストップは広告になるのか?
最後に、個人的に注目しているのはポケストップは広告になるのかという点です。
ポケモンGOでは、ゲームのなかでポケストップと呼ばれるアイテムをゲットできる場所があり、現実世界と連動している点に特徴がありますが、有名なスポットではポケモンユーザーで人だかりができるケースもあるようです。
人が集まる場所には広告掲載のチャンスがありますが、既にマックとコラボしたりもしているようです。マックでゲームをしながら、ハンバーガーでもということで売り上げにつながるのかもしれません。
ゲーム上のポケストップに広告を配信すれば、そこから実際のお店へと誘導することができるわけですので、ゲーム会社側でもある程度の収益にはなるのかもしれませんが、ゲーム目的の人をお店に呼び寄せても実際の商品の購入に結び付くのかについては疑問が残ります。
逆に、ポケストップに指定された場所では迷惑に感じている人も多いようなのですが、アーリントン墓地などの神聖な場所ではゲームをしないようにという抗議もされているようです。トラブルになっているケースもありますので、このようなゲーム中で表示される広告に効果があるのかは気になるところです。
ポケモンGOのスマホアプリの利用時間が増えるに従い、SNSやインターネットのサイト閲覧にわりあてられる時間が相対的に減少していくものと思われますが、今後もポケモンの動向に注目していきたいと思います。